仕事で使えるコスパ最高のフルサイズカメラ・Canon5Dmark3
広島県、徳島県を拠点に広報・PR代行、カメラマン、ビデオグラファーをしている旅スタジオの豊田輝です。
私は仕事で写真撮影はキャノンの一眼レフ機、動画撮影はソニーのミラーレスカメラを使用しています。
今回は、写真撮影で使用している一眼レフカメラ、キャノン5Dmark3について、その特徴を良い点、いまいちな点に分けてご紹介します。
まずは、私が仕事で使用している上で「このカメラ良いな」と思うポイントを7点ご紹介します。
1.人の肌の色がキレイ
2.ダブルスロット(デュアルスロット)
3.堅牢性が高い
4.右手の親指と人差し指で操作できる
5.使えるレンズが豊富(種類・価格)
6.画素数(2230万画素)がちょうど良い
7.現時点でコスパが最高
1.人の肌の色がキレイ(私好み)
これは好みにもよるかもしれませんが、私は5Dmark3というかキャノン機の写し出す人肌の色が、鮮やかで朱色を帯びていて好みです。
私自身は、キャノン機以外ではソニー機のカメラを仕事で使用しますが、比べると写真に関しては断然、キャノン機の方が人の肌色が私好みに写ります。
ソニー機は浅い色って感じです。
当然、使用するレンズによっても変わってきますし、そもそも、仕事ではRAWデータを現像ソフト(Adobe Lightroom)で補正するので、色は変えられますけど、自分好みの色だと撮っている最中のテンションが変わります。
2.ダブルスロット(デュアルスロット)
仕事で写真を撮る以上、データをバックアップする上でもダブルスロットが基本。
5Dmark3の記録メディアは、コンパクトフラッシュとSDカードのダブルスロットで、撮影と同時にデータを二つに振り分け保存できます。
私の経験でいうと、データを保存したと思ってメディアの記録を削除したら、保存できてなくて、もう一つのメディアには残っていたので難なきを得たことがあります。
あと、一般的にSDカードは金属箇所がむき出しなので、壊れやすいとも言われいるのでコンパクトフラッシュで保存できるのは安心です。
3.堅牢性が高い
5Dmark3は、防塵・防滴性能が高いカメラです。
仕事で撮影をする以上、様々な天候下で撮影することが求められますが、防塵・防滴であれば雨が降っていたとしても、カメラのことを心配せずに撮影に集中できます。
実際、このようなシチュエーションで何度か雨の中で撮影をしました。
雨が降るこのような天候であっても全く問題なく普段通りの撮影ができ
「やっぱりこのカメラいいなぁ」
と、信頼感が増しました。
4.右手の親指と人差し指で操作できる
5Dmark3は、カメラを持った右手の親指と人差し指でスムーズに設定変更ができるカメラです。
特に人物撮影の際には、タイミングを逃さない、撮影時間が限られている、など制約のある中で撮影します。
そういった場合、「シャッタースピード」「ISO感度」「F値」などの設定を感覚的に瞬時に変更しながら撮影する必要があります。
どのカメラも使い慣れることによって、設定を瞬時に変更できるようにはなりますが、5Dmark3の設定を変更するボタン配置がシンプルかつ機能的でとても使いやすい。
分かりやすくいうと”整理整頓できている”感じです。
仕事での撮影中は、とにかく自分なりに決めた露出に合わせた設定を素早くして、被写体の方を待たせないのが鉄則ですので、カメラの使いやすさに助けられています。
5.使えるレンズが豊富(種類・価格)
今となっては、ミラーレスカメラが主流となりつつありますが、一眼レフカメラ用に比べるとレンズの種類が少ないです。
また、ミラーレス用レンズは、新しいこともあって価格が高いというデメリットがあります。
それに比べて、キャノンの一眼レフカメラ用のレンズは、広角域から望遠域まで、価格帯が様々なレンズが数多くそろっています。
私も様々なレンズを仕事で使っていますが、レンズによって写りも大きく変わってくるため、選択肢が多いとレンズ選びも楽しみになります。
レンズを数多く買ってしまうことを「レンズ沼にはまる」と言いますが、私自身、沼にはまり気味です…
6.画素数(2230万画素)がちょうど良い
まず、カメラが高画素機(4,000万画素~6,000万画素)であることを売りにしていることがありますが、「高画素機=性能が良い」ということではありません。 ※もちろん、高画素機のメリットもあります(トリミング性能が高いなど)
例えばキャノンの最も高性能カメラ、「1DX」系カメラで言えば画素数は2,000万画素前後です。ちなみに、東京オリンピック2020で使用されていた最新の「1DX mark3」は2,010万画素です。
2,000万画素であっても、センサーの中に入っている受光素子の数が、高画素機に比べると少ない分、一つひとつの受光素子が大きく、比例して光を受ける量も多いので、暗所に強かったり、色の快調が豊かになります。
前置きが長くなりましたが、5Dmark3の画素数は2,230万画素でなので、高画素機の部類に入らず、とても使いやすいです。
データ管理の面においても、高画素機になればなるほどデータサイズが大きくなるので、2,230万画素は扱いやすいです。
また、一般的なポートレート撮影であれば、横で撮った写真を縦にトリミングしても十分使えるサイズなのでご安心ください。
7.現時点でコスパが最高
ここまで6点のポイントをお伝えしてきた、現在もプロカメラマンに愛用されている5Dmark3ですが、中古で購入すると10万円を切っています。
例えば、カメラのキタムラ・B評価(並品)で¥81800【税込】となっています。
記録メディアも通常のSDカードとコンパクトフラッシュなので、数千円で購入できます。
また、レンズも1万円を切るものからあるので、プロカメラセットが10万円ほどで揃えられることになります。
実際は、レンズは複数持って用途によって使い分ける必要があるので、数本購入しなけばいけませんが…。
ここまでお勧めポイントを7点紹介しましたが、最後に、ミラーレスカメラに比べると、覚悟して使用しないといけないポイントを3点挙げておきます。
・ずっしりした重量がある
・フォーカスポイントの数が少ない
・顔認証や瞳オートフォーカスなどがない
5Dmark3は、個人的に「愛機」の部類に入るカメラです。
このコスパでこんな性能の高いカメラって、現時点では他に探すのが難しいのでは、とも思っています。
最新のミラーレスカメラはシャッターを押すだけで、ピントが合って、背景のボケた、今流行りの写真が撮れるかもしれませんが、5Dmark3を使って、設定を右手の親指と人差し指で変更しながら、思い通りの絵作りができるようにガチャガチャしながら撮るのって楽しいですよ。
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