創作ケーキ物撮り[使用機材篇]

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広島県、徳島県を拠点に広報・PR代行、カメラマン、動画制作・映像制作を行っている旅スタジオの豊田輝です。

先日、物撮り撮影の依頼で創作ケーキを撮影してきましたので、その際の撮影機材や、撮影方法などについて、2回に分けてご紹介します。
撮影した写真の一部はこちら

第1弾目は『撮影機材篇』として、撮影時に使用したカメラやレンズはもちろん、照明、ディフューザー、レフ板、背景紙スタンドなど全てのものをご紹介します。

1.カメラ&レンズ

今回の撮影では、私が写真撮影案件で使用しているメインカメラ、ソニーα7ⅣにFE24-105mmF4Gレンズをつけて撮影しました。
α7Ⅳは新型のVが発売となったために、1つ型落ちモデルとはなりますが、3,300万画素でトリミング耐性もあり、画像処理エンジンBIONZ XRの写し出す画も綺麗で、まだまだ十分にクライアントワークで使用できるカメラです。
FE24-105mmF4Gは、あらゆるシーンで使用できる万能レンズで、今回の場合は、物撮りで中望遠のズーム域を使用して撮影しました。特に最短撮影距離が広角から望遠まで全域において38cmとかなり寄って撮影できるため、物撮り時でのクローズアップショットなどの対応でき、重宝します。

2.照明

今回の撮影では、照明としてストロボではなく、LEDライトを使用しました。
私は、ポートレートなどの人物を撮影する際には、定常光のLEDは眩しいので瞬間光のストロボを使用するのですが、物撮りの際にはLEDを使用することが多いです。瞬間光のストロボに比べると今回使用したLEDの光量は弱いのですが、リモートコントローラーを使ってシャッターを切るので、光量が足らない分、シャッタースピードを落として露出調整を行いました。
使用したLEDライトはAputure Amaran60Wのバイカラーのモデルです。このLEDは、最近スタンダードになりつつある内臓バッテリータイプではないものの、AC電源はもちろん、Vマウントバッテリーや、NP-Fバッテリーでの使用もでき、電源が撮れない屋外での使用も可能で便利です。

3.背景紙&背景スタンド

今回は事前にクライアント様に確認し、背景紙は黒色を使用することが決まっていました。全部で11の創作ケーキを撮影するため、ケーキの運搬時や配置時に、背景紙に汚れや濡れが出ることが予想されたので、紙ではなく、PVC(ポリ塩化ビニール)の背景紙を使用。
このタイプの背景紙は、防水加工されていて汚れたら拭き取ればいいですし、繰り返し使えるので重宝しています。

背景スタンドは、ずっと愛用しているManfrotto背景紙サポートシステム1314Bです。こちらのスタンドは、単独でライトスタンドとしても使用できます。2本セットになっていて、その2本のライトスタンドがドッキングロックできて、バラバラにならずに持ち運べるところも気に入っています。
また、エアクッションタイプなので、つまみを緩めた際に急に伸ばした先が落ちてくることがなく、指を挟んだりする危険性もありません。
基本的なスペックは、耐荷重10kg、高さ101㎝-237㎝で、立ったままのポートレート撮影にも対応できる、万能型のスタンドです。

4.ライトスタンド&三脚雲台

LEDを使用した1灯ライティングでしたので、ライトスタンドとして1本使用しました。使用したLEDライトとディフューザーが小型だったので、ライトスタンドも軽量コンパクトなモデル、Manfrottoライトスタンド ナノスタンド 001JBを使用しました。
脚を構成する骨の部分が細いのですが、スペック的に耐荷重1.5kg、最高高190cmなので、物撮りなどのライトスタンドとしては十分です。

三脚はManfrottoアルミ 4段 MT190XPRO4を使用。Manfrottoで揃えているわけではないのですが、なんとなくManfrottoの無骨なデザインや赤と黒の2色構成のカラーが好きだったりします。

三脚は、しっかりと固定できれば、どんなブランドでもどんな形状のものでも問題ないと思いますが、特に物撮りの際には雲台が重要かなと思います。
というのも、今回の場合であれば、ケーキが創作ケーキなので、高さが違っていたり、形状が違っているので、それぞれのケーキごとに角度を微妙に変更する必要がありました。そうなってくると、圧倒的にギア雲台が便利で、Manfrotto MHXPRO-3WGを使用しました。本当にちょっとした微妙な角度変更がハンドルを回すことで実現できるので便利です。

5.ディフューザー&レフ板

光を柔らかくするディフューザーは、写真撮影、動画撮影でも使用頻度が高く、複数所有しています。今回は、被写体であるケーキ自体がそれほど大きくないため、小型のディヒューザーAputure Light Dome miniを使用しました。私が所有しているものは、Ⅱ型ですが、現在はⅢ型が販売されているようです。
このディフューザーは、広げると円型に近いカタチで広がるので、ポートレート撮影時のアイキャッチ用としても使いやすいです。また、骨部分を広げるのも容易で、撮影セット設営のスピードアップにもつながります。

今回の撮影では1灯ライティングでしたので、その反対側の影を起こすために、白いレフ板を使用しました。レフ板はいろんなタイプのものがありますし、極端な話をすれば、画用紙みたいな紙でも代用できるので何でも良いかなと思います。
私は、ワンオペ撮影が基本ですので、自立して、なおかつ、ある程度2面で角度がつけられるものを使用しました。これは、白片面で、反対面は黒色、銀色なので、用途が広いので便利です。

6.リモートコントローラー

今回はメイン照明として60WのLEDライトを使用したため、瞬間光のストロボに比べて光量が少ない環境化で撮影。そのため、シャッタースピードを落として、足りない光量を調整して露出を合わせました。
実際の撮影時の設定は、シャッタースピード1/5、ISO400、F11。シャッタースピードが遅い分、三脚にカメラを置いているものの、シャッターを押した際にブレが出る可能性があるため、シャッターをきるのは、リモートコントローラーのRMT-P1BTを使用しました。RMT-P1BTはオートフォーカスも合わせることができ、写真撮影でも動画撮影でも、離れた場所からシャッターがきれたり、RECを始められたりするので、自撮り撮影などでも活躍する優れたアイテムです。価格も控えめで、特にワンオペ撮影される方はかなり重宝すると思います。

7.確認用モニター

物撮りの際には、カメラのモニターだけでの確認ではなく、必ず大きめの外部モニターで確認することにしています

ピントが合っている面がどのあたりまでシャープか、明るさや影のでかたはどうか、などについて大きな画面で確認しないと分からないことがあるからです。
外部モニターは、カメラにつなぐ訳ではなく、SONYの純正アプリを使用してBluetoothで写真を飛ばすので何でも良いと思いますが、私はiPad mini第六世代のものを使用しています。
理由としては、クリエイターの方の多くがMac製品を使用していることや、日本ではiphoneのシェア率が高いので、Mac製品同士で色をしっかり見られるからです。
他の理由として、通常使いで対応ペンシルでのメモ書きや、企画書作りにも使用するので、使い勝手が良いところもあります。

今回は、物撮り撮影の際に使用した機材などについてご紹介しましたが、次回は撮影時のカメラ設定やブラケット撮影などについてご紹介します。

公式YouTubeチャンネルでは、物撮り撮影時の様子(behind the scenes)を紹介しています

ABOUT ME
豊田 輝 Toyota Hikaru
豊田 輝 Toyota Hikaru
ビデオグラファー、カメラマン、地域ツーリズムの発想屋
旅行会社勤務時代には、営業として観光地の魅力をお客様へ訴求し、添乗員として世界の観光地を巡りながら、各地の魅力を伝えるスナップ写真を撮影。
その後、学校法人の広報業務を担い、パンフレットやSNSで使用するポートレート、式典、イベントの写真撮影や、公式YouTubeチャンネルの運営(企画・撮影・編集)などを行ってきました。
旅行会社勤務時代にカタチのない旅をお客様のご要望を伺いながら、一緒に創りあげ、思い出創りに携わってきたのと同様に、個人や企業様、観光地の魅力を伝えるコンテンツ作り・情報発信を、お客様に寄り添いながら行っています。

添乗員として子供からお年寄りまで、年齢もバックグラウンドも違う様々な方と接してきたので、人当たりの良さや柔軟性はあると思います(自分でいうのも何ですが)。何でも気軽にご相談ください。
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