キヤノン・EF35mm・F2 旅のスナップや風景はこれ一本で
広島県、徳島県を拠点に広報・PR代行、カメラマン、ビデオグラファーをしている旅スタジオの豊田輝です。
唐突ですが、旅行に持っていくレンズって迷いますよね。
カメラを持って、添乗員として旅してきた私が、今回お勧めするレンズは、キャノンのEF35mm・F2 IS USM(以後EF35mm表記)のレンズです!
昨年の11月、10代の若者をフランス・パリへ引率しながら、その記録写真も撮影するという、『添乗員』『カメラマン』の二役をしてきました。
現在は、写真・映像の仕事に携わっているので、じっくり撮影メインでパリへ行きたかったのですが、そこは元海外旅行添乗員として、依頼されたことを意気に感じつつヘトヘトになりながら全力投球してきました。
◇ISO100 F値2.0 SS1/3200◇
私は初めて買ったデジタル一眼レフからキャノンユーザーで、持っていくボディーは軽量のフルサイズ一眼レフ『EOS6D』で決定。
迷ったのはレンズ選び…。
現地パリでの旅程を見ながら、シミュレーションを繰り返し、手持ちレンズから最適と思われる2本を選び持参。今回は、EF35mmを選んだ理由のポイントを3つに絞ってご紹介します。
1.写りが良い35mm
このレンズが発売されたのは、2012年12月。
従来機種のEF35mm・F2の発売が1990年のため、おおげさかもしれませんが、それから実に22年かけて、当時最新の技術を搭載して登場したレンズです。
撮影していて一番このレンズを信頼できると感じるのは高速AF(オートフォーカス)。とにかく迷うことなくすぐにピントを合わせてくれます。しかも、描写力も良い!
そして、35mmという画角です。
旅行中、特に海外旅行中は、見るもの全てが新鮮だし、何度もこの場所に来ることができないと思うと、ついついシャッターを切っちゃいますよね。
この35mmの画角は、風景も撮れるし、
◇ISO100 F値11 SS1/160◇
食事中には、テーブルに座ったまま料理が撮れるし、
◇ISO1600 F値2.8 SS1/125◇
適度な距離でスナップ撮れるし、
◇ISO200 F値2.8 SS1/125◇
旅行中に最も多様な写真が撮れる画角だと、個人的には思っています。
2.F2の明るさ
写真を撮るにあたって、レンズの明るさは正義以外の何ものでもないと感じています。
今の主流の写真(良い写真、と思われている)は、被写体の前後にボケ感のある写真。
前後にボケ感のある写真を撮るには、被写界深度の浅い、明るいレンズで撮るのが一番簡単。望遠レンズを使う手もありますが、被写体と距離を取るのが大変だし、第一、旅行中はそんな悠長に写真を撮れないので却下。
◇ISO3200 F値2.8 SS1/125◇
それに、ボケ感を作りやすいだけではなくて、明るいレンズの特徴は、暗い場所でも難なく撮影できること。
薄暗い店内や、
◇ISO1250 F値2.0 SS1/160◇
街歩き中の夜景など、
◇ISO200 F値2.8 SS1/125◇
ピントを合わす場所さえ決めて、シャッターを押すだけで、良い写真が撮れちゃいます。
3.手振れ補正付き
このレンズは、約4段分の手振れ補正効果が備わっています。
『4段分』の意味については、シャッタースピードの段数なんですが、簡単にいうと、シャッタースピードを多少落としたところで手振れしにくい、ということです。
当然ながら、写真を撮る時だけに限らず、動画を撮る際にも、写真ほどではありませんが、手振れ補正が効きます。
最近は、旅Vlogなども主流になりつつあって、私もパリに行った際には、写真と動画を同じ機材で撮ったので、手振れ補正付きレンズは本当に使いやすかったです。
以上、主な3つのポイントを挙げましたが、それ以外のポイントを挙げるとするなら、コスパが良いことと、軽くて長さが短い単焦点ということですかね。
本日現在の中古市場を見てみると、良品レベルで¥40,000(税込)前後で販売されています。これだけの性能でこの価格はかなりお買い得です
また、旅行中は荷物を持っていたり、移動していたりで、どうしてもカメラを丁寧に扱うことができません。
やっちゃいけないことですが、時にはどこかにぶつけたりすることもあります。
そんな時に、ズームレンズのように長いレンズだったりすると、扱いにくいです。
そしてレンズ自体の重さが335gなので、非常に軽量でしかも小型。
私自身は、これらの理由から、旅行に持っていくレンズとしてEF35mm・F2 IS USMを一番気に入っています。
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