創作ケーキ物撮り[設定・ブラケット撮影篇]

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広島県、徳島県を拠点に広報・PR代行、カメラマン、動画制作・映像制作を行っている旅スタジオの豊田輝です。

前回に引き続き、物撮り撮影の依頼で創作ケーキを撮影した際の様子をご紹介します。前回の第一弾は[撮影機材篇]でしたが、今回の第二弾は[設定・ブラケット撮影篇]として、撮影時のカメラの設定やブラケット撮影、その後のAdobe Lightroomでの現像についてご紹介します。
撮影した写真の一部はこちら

1.撮影時のカメラの設定
私は食品の中では、ケーキの物撮り撮影をすることが多いのですが、その際には使用レンズとしFE24-105mmF4で固定でしているので、そのレンズとともに、カメラの設定も決めています。標準ズームレンズですが、撮影時には被写体であるケーキのかたちがそのままに表現できる(歪んだりしない)85mm以上の望遠側で撮影しています。
まず、ホールケーキ、カットケーキ、いずれもケーキ全体を撮る際の設定は「F値11、ISO400」に設定し、適正露出になるようにシャッタースピードで調整します。シャッタースピードが遅めになるため、手ブレが出ないよう三脚に置いて撮影します。
F値を11にするのは、全体にピントが合うようにするためで、場合によってはもう少し絞ることもあります。

ISO400にするのは、その後のシャッタースピードだけでの調整が難しい場合に、ISOを一段下げた200にしたり、一段上げた800に変更してもノイズが乗らない状態で調整できるからです。全体ではなく、それぞれのケーキのパーツを撮影する時は、手持ち撮影で行います。ボケ感をある程度出したいので、開放値のF4にして露出はISOとシャッタースピードで調整します。ノイズがで内容、手ブレが発生しないように撮影時に気をつけながら撮影するのがポイントです。

2.グレーカードを使用したWB決定
物撮りの内容にもよりますが、特にケーキなどの食品の撮影の際には、正しい色で撮影することが重要です。そのために私は、ライティングなどの準備が完了した後に、銀一のグレーカードを使用して、ホワイトバランスを取って、その後はホワイトバランスを固定して撮影しています。

↑銀一のグレーカードを丸めて立体的にして撮影
↑銀一のグレーカードを丸めて立体的にしたもの

使用カメラによって変わってくるとは思いますが、私が写真撮影で使用しているSony α7Ⅳはホワイトバランスを測って、ホワイトバランスを固定することができます。

↑カーソルを合わせてWBを測ります
↑測ったWBを撮影時のWBに設定することで正しい色で撮影できる

3.ブラケット撮影
ブラケット撮影は、外光が入る屋内の建築写真などで用いられる撮影スタイルですが、今回の物撮りでも行いました。連続で適正露出、適正露出から約1段分明るい、適正露出から約1段分暗いの3枚撮影で設定(値は変更できます)。レタッチの際に、その3枚を合成することで、白飛びや黒つぶれをなくして、明るいところは明るく、暗いところは暗く仕上げることができます。当然ながら、3枚の写真を合成するので、3枚とも同じ場所で撮影する必要があり(ブレていると合成できないので)、三脚必須でリモートコントローラーでシャッターを切るほうが良いです。
私が使用したα7Ⅳは、「ドライブモード」の中の「連続ブラケット」で設定を行った上で撮影できます。

↑1.0EVの数値を変えて適正露出からどの程度明暗をつけるか決定

4.Adobe Lightroomでのブラケット撮影現像
ブラケット撮影したRAWデータを、Adobe LightroomClassicに取り込んでからの、合成現像は非常に簡単です。取り込んだ3枚の写真は連続して撮影しているため、撮影日時順になっていれば並んで表示されます。その3枚を複数選択で選んだ上で「写真を合成」→「画像をHDRに合成」をクリックし、「結合」をクリックします。「結合」された写真が3枚の写真の右側に表示されますので、その写真を少し調整して仕上がりとなります。

↑ブラケット撮影した3枚の写真を選択し、「写真を結合」「HDR」をクリック
↑その後に表示されるプレビューで問題なければ「結合」をクリック

ブラケット撮影は、この方法でやればすごく手軽に・簡単にできるので、明暗差のある場所での物撮りや建築写真などでお勧めです。

今回は、「設定・ブラケット撮影篇]として、物撮りの事例を基に紹介させていただきました。ブラケット撮影、その後の現像は難しくないので、ぜひ試してみてください。
撮影時の様子や、ブラケット撮影・現像については、公式YouTubeチャンネルの動画でも紹介していますので、ぜひ合わせてご確認ください

ABOUT ME
豊田 輝 Toyota Hikaru
豊田 輝 Toyota Hikaru
ビデオグラファー、カメラマン、地域ツーリズムの発想屋
旅行会社勤務時代には、営業として観光地の魅力をお客様へ訴求し、添乗員として世界の観光地を巡りながら、各地の魅力を伝えるスナップ写真を撮影。
その後、学校法人の広報業務を担い、パンフレットやSNSで使用するポートレート、式典、イベントの写真撮影や、公式YouTubeチャンネルの運営(企画・撮影・編集)などを行ってきました。
旅行会社勤務時代にカタチのない旅をお客様のご要望を伺いながら、一緒に創りあげ、思い出創りに携わってきたのと同様に、個人や企業様、観光地の魅力を伝えるコンテンツ作り・情報発信を、お客様に寄り添いながら行っています。

添乗員として子供からお年寄りまで、年齢もバックグラウンドも違う様々な方と接してきたので、人当たりの良さや柔軟性はあると思います(自分でいうのも何ですが)。何でも気軽にご相談ください。
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