α6400のシングルスロット問題の解決策としてatomos ninja v

hi.toyota42.tabistudio

広島県、徳島県を拠点に広報・PR代行、カメラマン、ビデオグラファーをしている旅スタジオの豊田輝です。

今回も前々回、前回からの続きで、α6400に関する情報です。
私が仕事で使用しているカメラは、ソニーのミラーレス機αシリーズで、フルサイズ機のα7ⅲとAPS-C機α6400です。

本題に入る前に、仕事で写真・動画撮影をする機材としてふさわしいかどうか、その基準の一つに挙げられ、よくネットで論争が繰り広げられる基準が、シングルスロット、タブルスロットです。

どういったことかというと、シングルスロットの場合は、カメラ本体に記録メディアが1枚しかありません。私が所有しているα6400がそれにあたり、カメラ本体ではSDカード1枚の記録となります。

そして、タブルスロットの場合は、カメラ本体に記録メディアが2枚あります。私が所有しているα7ⅲの場合、設定によって写真も動画も同内容のものを同時記録することができます
個人的には、写真、映像を仕事にするのであれば、何かあった時のために同時記録は必須で、それができる機材を使用するべきだと考えています。
静電気で、SDカードなどの記録メディアの金属部分を触ったときに「バチッ」となってデータが消えるとかあったら最悪ですし(私は未経験ですが)。
また、私も仕事を得るために登録している出張撮影サイト、例えばourphotoなどの登録前の面接などでも、使用機材の基準としてダブルスロットかどうか、面接官の方が確認されていました(ダブルスロット機材が必須条件かは不明ですが・・・)。

シングルスロットであっても、α6400の特に動画撮影性能は非常に優秀なので、何とかして仕事でも使用したいと考え、私が導入している同時記録をする方法の紹介が、今回の記事の趣旨です。
その方法とは、atomos社の外部モニター「ninja v」をrigを組んで取り付け、USBケーブルで接続し、「ninja v」に取り付けたSSDで同時記録することです。

その取り付け方について、写真とともに紹介します。
まず、α6400に取り付けた完成形の写真から

カメラ本体と「ninja v」はUSBケーブルで接続します。
「ninja v」で使用しているケージはSmallRig製のものです。



外部モニターの記録はSSD。SSDのため4Kのデータであろうと、遅延なく記録することが可能です。
使用しているSSDはウエスタンデジタルの1TBの製品です。



カメラと接続して記録する際には、タッチパネル形式となっている「ninja v」録画ボタンを押すだけ。録画されている時にはモニターのフチが赤く囲まれるので分かりやすいです。

カメラ上での特別な設定が必要なこともないので、「ninja v」や専用のSSD、HDMIケーブルを揃えれば、外部モニターを使用したカメラ本体との同時収録が行えます。

難点を挙げるならば、この機材一式を揃えると結構な金額になることです
新品で購入すると、α6400の本体と変わらないぐらいです。

数回に渡り、α6400の特徴や仕事で使用する上での私なり対処法についてご紹介しました。
軽量、コンパクトで、特に動画性能が非常に高い機材なのでお勧めです。

撮影や動画制作のご相談・ご依頼はお問い合わせフォームから

今回ご紹介したカメラはこちら

カメラのキタムラ(中古カメラリンク:画像をクリック)

ABOUT ME
豊田 輝 Toyota Hikaru
豊田 輝 Toyota Hikaru
ビデオグラファー、カメラマン、地域ツーリズムの発想屋
旅行会社勤務時代には、営業として観光地の魅力をお客様へ訴求し、添乗員として世界の観光地を巡りながら、各地の魅力を伝えるスナップ写真を撮影。
その後、学校法人の広報業務を担い、パンフレットやSNSで使用するポートレート、式典、イベントの写真撮影や、公式YouTubeチャンネルの運営(企画・撮影・編集)などを行ってきました。
旅行会社勤務時代にカタチのない旅をお客様のご要望を伺いながら、一緒に創りあげ、思い出創りに携わってきたのと同様に、個人や企業様、観光地の魅力を伝えるコンテンツ作り・情報発信を、お客様に寄り添いながら行っています。

添乗員として子供からお年寄りまで、年齢もバックグラウンドも違う様々な方と接してきたので、人当たりの良さや柔軟性はあると思います(自分でいうのも何ですが)。何でも気軽にご相談ください。
記事URLをコピーしました